忙しい1週間を乗り切ったら、季節もすっかり変わってしまいました。
さて、先週の表参道の松浦先生のイベントで展示された私の作品を、こちらでも見ていただこうと思います。
今回の作品は、松浦先生のご本「布合わせって楽しい 松浦香苗のパッチワークレッスン」をコンセプトにしています。
この先品にお名前がついていました。
大きなヘキサゴンを中心に、その周りに小さなヘキサゴン、さらにロングヘキサゴンを配置したこの作品は、
ご本にも載っているアヒルさんの布を生かした作品を作るために考えられたものです。
一番重要なのは外側のロングヘキサゴンなんですが、
私の場合は、先に真ん中のジャングルジムを決めてしまったため、他の布を決めるのがとても大変でした。
先生の作品は、パッと見てメインだと思われるものではない布が重要な場合が多く、
使いたい布が使えない場合があります。
このサンプラーは、真ん中のハウスの他は、ほとんど3枚のチェック布を駆使して作っています。
松浦教室の醍醐味のチェック使いですね。
この時は、サンプラーのベース布を先に決めるというレッスンをやったのですが、
結局これもベースを後から決めました。一つには、私の在庫布が少ないせいもあるんですが。
レッスンの時に、ラベンダー、紫、緑の無地の布が重なっておいてあるのを見た瞬間、これ!と思って、決定しました。
二色のベースの配置と、どのパターンにどちらの布を使うか、いろいろ大変で、貼りこみの状態で何か月も持ち歩いていました。
これは、トライアングルをフレームに使うというものです。
とてもたくさんのかわいい柄が入った布を見せていただき、もちろんその中に猫がいたので、これを使ってタペを作ることにしました。
9個のパターンを同じ大きさにするために、もっと大きな柄は使えませんでしたし、小さめの柄は、同じ布の小柄のところをはいで大きさを合わせています。
トライアングルは200枚くらい必要で、先生から100枚いただいて、残りはお教室の皆さんに少しずつ分けていただきました。皆さんのご協力がなかったら、絶対にできませんでした。
デザインはすぐに決まったし、後はひたすらトライアングルを縫うだけだったのですが、
隣り合わせの柄を使うことになって、布が足りなくて、他に買われた方を探して分けていただくまで、結構時間がかかりました。
イベントのギャラリートークで、次の作品のヒントもいただきましたし、
19世紀のすごく古いお花柄の布も買いましたし、
東京ドームのキルトフェスティバルで買った布を使う作品もご相談しましたし、
また、新しい作品を作り始めます、というか、まずは布のコピーをとるところからです。