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アボカドの毛糸染め、失敗とリベンジ

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アボカドの種と皮を染めるために冷凍していたのが、冷凍庫に6個分もたまっていたので、毛糸を染めることにしました。
アボカドは重曹を入れてアルカリ抽出なのですが、毛糸は、中性で染めたい、でも、中和するのに酢酸を使うと、酢酸臭がついてしまいそうで、今回は中性で抽出し、何日か熟成してみることにしました。
11月13日、刻んだ種と皮を煮出したところです。

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11月16日、今日は一日腰を据えて付き合えるので、染めることにしました。
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毛糸を染めるときに、前媒染液に酒石英を入れると良い、と読んだので、買おうと思ったのですが、
実は、酒石英とは、酒石酸水素カリウム=クリームオブタータ←シフォンケーキなどの卵白の泡立てを良くするために使うもの、だということが分かったので、お菓子の材料屋さんで買ってきました。多分、食用グレードなので、この方がお高いです。

毛糸は、今回から、NONAさんが使っていたのと同じ、DARUMAのソックヤーンも使うことにしました。

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今回は、NONAさんの動画に従い、ミョウバンに酒石英を加え、40℃まで上げて前媒染しました。
それを、ろ過した染液に漬けたところです。
これを、前と同じようにゆっくり90℃まで上げて、30分キープし、その後火を止めて室温まで冷却しました。

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染め上がって、洗ったもの。う~ん、ピンクというよりベージュです。

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半分は鉄媒染してみましたが、これは、室温でよく染まりました。
グラデーションは、めったにやらないので、本当に半分つけてしまったら、3/5くらい媒染されてしまい、失敗しました。半分色を変えたいときは2/5くらい漬けないと、毛細管現象で液を吸ってしまいます。
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出来上がりです。まあ、これは、使いやすい色になったかもしれません。

その後、NONAさんに行ったときご相談して、やはりアルカリ抽出しないとピンク色にならない、中和はクエン酸を使うといい、アボカドは、切ってすぐの新鮮なものを使うときれいな色が出る、と、いろいろ伺い、リベンジすることにしました。

お料理教室の日に、みんなに食べてもらうためにワカモレを作ることにして、2個のアボカドを使い、ワカモレを作るより早く種を刻んで重曹を入れて抽出をしたら、2個なのに本当にきれいな濃いピンク色になりました。
やり方は、以前やったのと同じ、テマリシャスさんが雑誌に載せていた方法です。重曹は大さじ1杯入れています。
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室温まで冷やしたこの染液は、pH10くらいあったので、クエン酸を水に溶かして、少しずつ加え、pH8くらいにして(結局大さじ1杯のクエン酸を使いました)。これに、前と同じように前媒染した毛糸を入れました。


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90℃まで上がったところ。毛糸に全部ピンク色が入っています。
中和すると炭酸ガスが発生するので、泡立って、毛糸も浮き上がってしまうのが難点です。
この後、火を止めて室温まで冷却しました。

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今回は、ソックヤーンの方が濃く染まりました。きれいな色になったのがうれしくて、みんなに見せて回っています。


by asuzoh | 2021-12-03 23:57 | 染め | Comments(0)